子育て状況別の表象的幸福感に基づく概念モデルと視覚的イメージの関係性家庭生活における表象的幸福感からみた居住環境整備 その2

摘要

本報は、表象的幸福感に基づく視覚的イメージを作成したうえで、子育て状況の視点から前報で導かれた概念モデルとの関係性を明らかにするものである。調査概要は前報に従うが、とくに本報に関係する点を以下に補足する。本報では、子育て状況に応じて概念モデルと視覚的イメージを比較検討するために、調査対象者（S1～S10）のうちS1～S3・S8～S10を子育て最中、S4～S7を子育てを終了又はほぼ終了（義務教育期間の終了又はほぼ終了）に大別する。なお、調査対象者は婚姻状況を統一しており、子供を1名以上持つ既婚者であり配偶者と同居していることを条件として選定している。