田舎体験型ツーリズムにみる「共働」活動の可能性: 福岡県旧黒木町おおにし農業小学校の取り組みから

摘要

衰退が進む農山村における地域管理·運営の再生は，現代日本の吃緊の課題であり，全国で様々な活動が展開されている.しかし，人口滅少が進行する中山間地域では，評価の高い活動を持続するための人材が，集落レべルではどうしても不足してしまうことが問題となっており，人材の発掘，確保を目的に集落を越えたNPOなど複数組織のネットワーク化を図る例も少なくない.豊かな農山村の资源の管理，再生を進めるためには，集落あるいは自治体のみならず.より広域的に人的資源を集めることが重要となっている.