複合的な室内環境条件における知的生産性の向上と省エネルギーの両立を目指した研究(第二報）室内環境と知的生産性の被験者実験における集中度及びストレス分析結果

摘要

本報における被験者実験の分析結果より、室内環境影響度から作業に対する慣れやモチベーションの影響を除いた作業成績を推定できる可能性が示唆された。また、個別の環境要素としては室内温度が最も作業成績に影響を与え、快適側の状態において他の環境要素の影響が大きくなる傾向が確認された。また、被験者の属性にもよるが頭部動作の計測により、被験者の集中状態、作業成績を評価できる可能性が示唆された。また、作業者の心電計測を行ったことにより、周囲環境が作業者にストレスとして表れている可能性が確認された。