設備総合管理からのアプローチによるLCC削減(第2報)IoTカメラによる計器自動読取技術を使った巡回点検業務省力化事例

摘要

当社では、設備管理とソリューションのハイブリットビジネスへの取り組みを"設備総合管理"と呼び、建物LCCの最小化を目指している。また、第一報で紹介したように、顧客ニーズに対するソリユーション提案のため、独自の管理ツールを開発·運用するとともにIoTを取り入れた設備管理業務の省人化の検討を進めている。本稿では第一報に引き続き、設備総合管理へのIoT導入と省力化について"計器自動読み取りシステム(LiLz Gauge)"と"専用IoTカメラ(LiLz Cam)"の開発.運用を例に紹介する(写真-1)。なお、本サービスは、高砂熱学工業株式会社及び同社のァクセラレータプログラムにおいて採用されたスタートアップ企業であるLiLz(リルズ)株式会社、そして高砂熱学ェ式会社のグループ会社であるTMES(ティーメス)株式会社の3社共同プロジェクトにより開発された。