建築施工におけるMixedRealityを用いた作業効率の評価手法の提案

摘要

我が国においては労働人口の減少。が深刻な問題となつており、建設現場においても生産性の向上が急務である。国土交通省は、ICT、 IoTの活用により建設現場の生産性を向上して魅力ある建設現場を目指すi-Construction2)を推進している。複合現実（Mixed Reality 、以下MR)は、現実環境に仮想環境を重畳表示することができ、建設現場初心者（ここでは初習者と呼ぶこととする）の作業支援ツールとしての活用が期待されている。山崎3)らは言語を使用せず、2Dないし3Dを表示して作業を指示する方法を、物流施設で行っており成果を上げている。建設現場においても生産性もしくは品質向上を目的とし、一部先進企業でMRの活用が試行されているが、デモンストレーシヨンの域をでず、作業効率向上を定量化するには至 つていない。