都市構想の推移と位置付けに関する研究: 1950-90年代に建築家によって提案された事例についての考察

摘要

建築家らによって提案されてきた都市構想は、その時代の傾向を拠りどころに、自らの持ち味（都市像·思想）をイメージ·建築の表現によって提案するものである。従来の体制のもとに都市の現実の発展が導くであろう都市の矛盾を指摘し、規制だけでは実現できない都市空間をより魅力的なものに創造しょうという動きであり、自らの都市像の実行性を検討し妥当性を主張することで、都市に対する建築家の職能の確立を謳った領域であると言える。