海水浴場における津波対策に関する研究:東北３県を除く海水浴場を有する市町村へのアンケート調査

摘要

海水浴場によっては来場者が地元民ではなく、観光客が多く訪れる場所もある。そうした場合、避難経路や避難場所を把握していない、または土地勘がないため、避難場所への迅速な避難が困難であることが考えられる。さらに、地震発生から津波到達までの時間としては、早い所で10～15分と言われており、迅速な対応?避難をしなければならない。このことから、2011年３月11日の東日本大震災以降、ライフセーバー等が中心となり避難訓練や救助訓練を積極的に行う場所が増加している。