擁壁背面を地盤改良した場合の土圧に関する実験的研究:改良範囲がθ＝0°の場合

摘要

① ａ＝0cm の場合、上載荷重対する増加水平土圧分布は 中央部が大きく、地表面および底盤方向に減少する分布を 示す。同様に、壁面摩擦分布も水平土圧分布と同傾向の分 布を示すが、各点の値は大きく下回る。 ② ａ＝10cm の場合、水平土圧、壁面摩擦、いずれも各 点においてａ＝0cm より小さな値を示すが、ほぼ同様の 分布を示す。 ③ ａ＝0cm、10cm、いずれの場合も、上載荷重に対して ＫＡ値より大きな増加水平土圧が作用する。 ④ ａ＝20cm~50cm の場合、増加水平土圧分布は深さ方 向に増加する傾向を示し、各点の増加水平土圧はａ＝0、 10cm 場合を大きく下回る。