ペーパースラッジ灰を大規模に再生利用した床スラブの開発に関する研究(その3 広範囲な水セメント比に対する硬質PS 灰塊の圧縮強度?曲げ強度に関する研究)

摘要

1) 樹脂剤を添加していないいずれの試験体共に、圧縮応 力は圧縮歪の増大とともに圧壊時まで直線状に進展する。 また、水セメント比が小さくなるにつれて、圧縮強度と ヤング係数は共に増大していく傾向にある。 2) 樹脂剤のあるなしにかかわらず、単位体積当りの重量 は圧縮強度の増大と共に緩やかな曲線状に増大する。 3) 樹脂剤A とB は、添加量が増えると圧縮強度や曲げ強 度を増大させる。特に、添加量が2.54％の場合曲げ強度 は約1.8 倍前後となった。一方、樹脂剤C は樹脂剤がな い場合よりも圧縮強度や曲げ強度を低下させる。 [参考文献] 1)岩原昭次：ペーパースラッジ灰を大規模に再生利用 した床スラブの開発に関する研究(その1),日本建築学会大会梗概集 (九州)C-2,構造Ⅳ,pp.177-178,2007 2) 岩原昭次：ペーパースラ ッジ灰を大規模に再生利用した床スラブの開発に関する研究(その2), 日本建築学会大会梗概集(中国)C-2,構造Ⅳ,pp.635-636,2008