建設プロジェクトにおける生産管理業務の負荷に関する調査研究 （その２）業務改善の方策について

摘要

本報告では、前報で明らかにした生産管理業務の工数比rnを手掛かりに、業務改善を検討する上で費用対効果の高いrnと考えられる業務を特定した。rn　考察の結果を以下にまとめる。rn1.情報共有に係る業務のうち、特に「朝礼」「工程打合せ」rn　「社内打合せ」等を軽減することが可能な情報共有の仕rn　組みを構築することが有効と考えられるrn2.品質管理業務の改善は、特定工種に限った改善策より、rn　複数工種に共通して適用可能な作業を特定することがrn　有効と考えられる。rn3.安全管理など移動を伴う業務の軽減のためには、現地にrn　行くことなく状況を確認できる遠隔監視の仕組みの構rn　築が有効と考えられる。rn4.全体工数の低減と同時に、担当者が改善を実感しやすいrn　業務を選定することも重要である。その際は1 人当たりrn　の工数が高い業務についても検討する。