つくばエクスプレスの信号設備監視システム

摘要

つくばエクスプレス（秋葉原～つくば間）は延長58.3km、駅数20という大規模新線である。 信号保安設備としてATC、ATO、電子連動装置等を設備し、その設備規模は非常に大きい。 これら設備の保守を効率的に行い、さらに予防保全に役立てるために「信号保守情報処理装置」を設備した。本システムは各機器の定常監視および動作記緑を行い、障害が発生すると上位の「設備集中監視システム」を経由して指令所に故障情報を伝達#12539;表示する。 保守員が故障箇所の特定や機器動作記録の確認を行うための端末（表示部）には、直感的に理解しやすい画面や操作方法を取入れた。 また、従来の類似システムのように、中央装置と駅装置という考え方を廃し、すべての端末からすべての駅の情報を収集できる構成とし、緊急時の情報収集における利便性を向上させた。