トンボ類を指標とした流域環境の評価に関する試み

摘要

トンボ類は流域のスケールにおいて水環境と陸環境の両方を利用するため、流域の環境を把握するのに役立つ可能性がある。そこで、トンボ類の種と生息環境の対応表を、地方や都道府県別に検索できるリストとして作成した。そして、岐阜県を例に生息環境の類似性によって種をグループ化した。これらを用いて流域環境の評価手法を検討し、トンボ類が流域環境を評価する上での指標生物となり得る可能性を示した。