実温度条件下における材料から放散される準揮発性有機化合物測定法の開発と応用：チャンバー内吸着－加熱脱着法による測定

摘要

ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなど超揮発性有機化合物（Very Volatile Organic Compounds：VVOC、沸点<0°Cから50～100°C）及び揮発性有機化合物（Volatile Organic Compounds：VOC、沸点50～100°Cから240～260°C）の放散量の測定には小形チャンバー法JIS A1901を始めとしたテストチャンバー法による測定が多く用いられている。 海外においても米国規格協会ASTM (American Society for Testing Materials)、欧州共同研究ECA (European Collaborative Action)および欧州規格ENV (European Standard)などの規格に準じた完全混合型チャンバーを用いた測定が行われている。