トンボから学hだ風力発電

摘要

トンボは地球上に現れた最初の昆虫の一つであるにもかかわらず，そして超の名の付く軽量飛行体でありながら強風中でも自在に飛ぶことができるという高度な飛行技術を有している。トンボの示す飛行生物としての極めて高い完成度は多くの飛行力学や流体力学に関心を抱く研究者たちの心を惹きつけてきた。羽ばたきに関する研究は数多いが，ここでは比較的研究されることが少なかった滑空について考えてみたい。