バイオミメテイクスがもたらす技術革新と国際動向，そして日本の課題

摘要

2011年8月12日付けのFinancial Timesオンライン版は“Inspired，naturally" と題する記事において，サンディエゴ動物園が2010年10月に上梓した報告書“Global Biomimicry Efforts：AnEconomic Game Changer”で「Biomimicryの分野が，米国において15年後に年間3000億ドルの国内総生産，そして2025年までに160万人の雇用をもたらす」という経済予測をおこなったことを報じた。さらにサンディエゴ動物園は，2012年8月にZurichにおいて，チューリッヒ動物園，Biomimicry Europe，Biomimicry 3．8などとの共催で“Biomimicry EuropeInnovation and Finance Summit”を開催している。そして，次回のサミットは本年9月に予定されている。