長繊維強化セラミックス基複合材料の腐食防食技術の変遷と将来展望

摘要

航空機用のジェットエンジンの基本構造は，i）前方から流入する空気を圧縮機で20～40倍に圧縮した後，ii）それを後段の燃焼器内において燃料と混合して燃焼させ，iii）1000°C以上の高温の燃焼ガスによりタービンブレードを回転させると共に，後方から高速で排出することで推力を得る．タービンの回転力は，軸を通して前方の圧縮機のブレードを回転するために用いられる．その結果，ジェットエンジンからは多量の排気ガスが大気中に放出されることになる．