国際化を目指した公益法人「腐食防食学会」へ

摘要

平成23年度から会長職を拝命した大塚俊明です．会員皆様には今後とも腐食防食協会の発展にお力添えを頂きたく存じます．腐食防食協会の現在の課題と解決すべき方向性に関する私の考えを述べたいと思います．協会では，理事会を中心に公益法人申請のための組織作りと文案作りを行っております．法人法改正により，現在ある学協会は公益法人か，一般法人に衣替えする必要があります．本協会では，1年余の議論を経て，公益法人を目指すことにしております．公益法人の方が，社会活動において信用性が高く，協会の活動がより高く評価されうるとの考えで行ってきております．種々諸々の利益団体をも含む一般法人では，防食技術を高めて，社会に還元していく私たちの活動が，うさh臭い日で見られる可能性が残ります．本協会は，公益法人として名乗り，私たちが高めてきている防食技術やその研究レベルを社会の公益のために，また発展のために役立てていく方向を目指しています．本年度中には，公益法人申請を済ませて，次の活動に歩を進めたいと思っています．