プレス·板金加工のための「3次元CAD/CAM/CAEシステム」実踐講座：自動車用プレス部品における3次元CAD/CAM有効活用法

摘要

当社が最初に金型CAD/CAMシステムを導入したのは，1984年である．このシステムはホスト型で，10年以上に渡って型設計手順の標準化や運用ルールの改善などを重ねながら使用してきた．しかし，使い続けるうちに①型設計が2次元なため，製作工程での設計データの活用が限られ，さらなる効率の向上が難しい②その後普及してきたEWS型CAD/CAMシステムと比較して，運用コストが高いといった限界を感じてきたため，1997年からEWS型3次元CAD/CAMシステムへの移行を開始するとともに，グループ内の金型設計製作を子会社のヨロズエンジニアリング（山形県東田川郡三川町）に集約して，現在に至っている．