［ポスター講演］手書き文字認識の稜線特徴量における稜線強度形状の評価と検討

摘要

手書き文字認識の特徴量として稜線特徴量が提案され，その有効性が報告されている．稜線特徴量では特徴量を設ける範囲である稜線半幅がパラメータとして設定され認識精度に影響を及ぼす．本稿では，稜線半幅を変化させた際の認識精度の変化について論じ，それに伴う特徴量の変動を評価した上で，変動を0とするような稜線強度を提案する．提案手法を用いたETL9Gデータセットに対する認識実験により，誤読率が8%減少することを示す．