姶原東洋医学の構築に向けて（1）

摘要

【目的】「経絡」という言葉は一般にも認識が広まりっっあるが、その存在の根拠は明らかにされていない。 その一因として、経絡を実際に捉えることができる技能（原始感覚·印知）が知られていないことが考えられる。 生体に現れた経絡を追う実験の準備段階として、経絡を捉えることのできる練習方法が記載されている「潜象界からの診療」をテキストとして練習を行うと、鍼灸師全員た技能向上が認められたので報告する。 痉椒ā挎P灸師13名（男性7名·女性6名、平均年齢26歳）を対象とした。 方法：乾電池·導線·電球で作成した簡単な電気回路に電流を流す。 左手で棒磁石のN極端をつまむように持ち、右手で電流回路の導線上を少し浮かした状態でなぞる。 その時、右手が電池の＋極の方向へ動くようになるまで練習する。