財団法人電力中央研究所 材料科学研究所

摘要

電力中央研究所（http：//criepi.denken.or.jp/，以下，電中研）は，昭和26年に日本の電気事業の父といわれた松永安左二門が社会の役に立つような研究をするためにと創設した公益法人で，半世紀以上にわたって地球環境問題とエネルギーセキュリティの両立を図った研究を進めている．原子力技術，先進保守技術，環境·革新技術，最適エネルギー利用技術，社会·経営リスクマネージメントの研究の5本柱のもと，大手町地区，狛江地区，我孫子地区，横須賀地区，赤城試験センター，塩原実験場で，約700名が研究に従事しており，学位保持者が約半分という知的集団である．全国の電力料金（売り上げ）の0.2％が電中研の事業規模（平成20年度，337億円）となっている．