九州新幹線鹿児島ルートにおける携帯電話不感地対策工事について

摘要

九州新幹線鹿児島ルートは総延長256.8kmの約5割にあたる125kmがトンネル区間であるため、新幹線開業当初よりお客さまからの携帯電話サービス開始に関する多くのご要望をいただいていた。また携帯電話不感地対策がスタートした2016年当時は、非常時等における通信手段の確保や訪日外国人の急増•東京2020オリンピック開催決定を受けて、無料公衆無線LAN環境整備や携帯電話不通話ェリァの解消(不感地対策)などの通信インフラ整備が急がれていた。本稿では、これらを受けて施工した携帯電話不感地対策工事について紹介する。