鋼構造による「災害に強い社会資本整備」: 東日本大震災から一年復興への提案

摘要

2011年3月11日発生した東日本大震災。以降、鋼構造にかかわる各団体等から建設的な復旧・復興への提言が発信されている。一般社団法人日本鉄鋼連盟においても、昨年夏、被災地の迅速な復旧・復興を願い、これまで培い蓄積した鋼構造技術・工法を取りまとめ国土交通省本省・地方整備局、自治体、関係諸団体等に射し、具体的提案活動を行なってきた。さらに、大規模地震の発生が予測される中で、我が国が目指す「災害に強い国士構造への再構築」に資するため、防災・減災性能に優れた高性能鋼材並びに鋼構造の技術・工法を活用した、「鋼構造による“災害に強い社会基盤整備”に向けた提案」をまとめ、全国的な展開を進めている。ここに提案の概要をご紹介する。