ステンレス鋼と異種金属の接合時に握こる腐食メカニズム

摘要

ステンレス鋼は、Crが10.5％以上添加され、Cが1.2％以下の合金のことで、添加されるCr、Niの成分によって多くの種類がある。鉄にCrとNiを含有させたSUS304（オーステナイト系ステンレス鋼、Fe-18Cr-8Ni鋼）や、鉄にCrを含有させたSUS430（フェライト系ステンレス鋼、Fe-18Cr鋼）が代表的な鋼種で、耐食性、強度、靭性、耐熱性、溶接性、加工性、被削性等の優れた諸特性を持つことから、さまざまな用途に適用されてきた。