ダイヤゲート池袋: 鉄道を跨ぐ超高層中間層免震建物の耩造設計と施工

摘要

近年、公共交通を中心に据えて都市開発を行う手法であるTOD(Traffic Oriented Development)による施設が増加しており、その中でも、都市空間の有効利用を高度に実現することを目的として、線路上空に建築物を設ける事例が増えてきている。西武池袋線池袋駅に、西武ホールディングス、プリンスホテル、西武プロパティーズの本社ビルとして計画されたダイヤゲート池袋は、線路を跨いで建設された超高層中間層免震建物という、初めての試みを行った極めて特殊性の高い建物である。