次世代鋼構造技術の可能性を探るー委員会最終報告

摘要

本委員会は、若手研究者•技術教(ぉおむね35歳以下)を中心に、次世代の鋼構造技術の可能性を探るため、2017年2月からスタートし、2017年11月にJSSC2017で中間報告を行い、2018年11月のJSSC2018で最終報告を行っており、本稿はその最終報告の概要をまとめたものになっている。なお、委員会発足の経緯や中間報告に関しては、JSSC会誌のNo.32に概要がまとめられている。この中間発表前には調査対象を大きく3つに分け(新材料、AI•ロボット、モニタリング）それぞれのグループで活動を行っていたが、その中間報告に対する意見や委員の意見を元に、テーマを再検討した結果、本年度は図1に示すように、提案されたテーマ（図の右端）を4つのグループに再編し、1つの大きなテーマとして「宇宙空間における鋼構造物の自己設計•施工•維持管理」というものを定め、最終報告に向け活動を行った。本稿ではグループごとに調査結果をまとめ、最後に本委員会のまとめを示している。