地方都市における駅を起点としたまちあるきワークショップから得られた知見の分析 千葉県山武巿真行寺地区周辺地域における地域資源の抽出を目的とした実践活動

摘要

千葉県山武市は、千葉市から東に約20kmにある。 九十九里海岸の中央部に位置し、人口約5万人の地方 都市である。山武市内には、JR総武本線の駅として、 日向駅、成東駅、松尾駅がある。成東駅Saは、山武市役 所の最寄り駅であり、2015年度の1日平均の乗車人数2 が3駅中最も多く定期率は最も低いお)。この駅前に観光 交流センターが計画されている。成東駅南側周辺まちづ くり協議会お1がまとめた（仮称）成東駅前観光交流セン ター運営計画に関する提言3)では、（1)観光情報や交流活 動等の情報発信、（2)市民や団体の交流活動の支援、（3) 未来の担い手育成、を事業展開として要望している。成東 駅前あじよすつ会は、2010年より、成東駅周辺地域の 活性化を目的として、活動を重ねている。既報では、成東 駅前あじよすつ会の協力のもと、成東駅の利用者の意識 調査4)や、成東駅を起点としたまちあるきルートの作成 について報告している。2014年度、2015年度は特に成東 駅を起点とした7つのまちあるきコースを開発した。