火力発電所における塩害劣化予測システムの構築に関する基礎的研究(その4.計6 箇所の風況の再検討)

摘要

本研究では，火力発電所構内のコンクリート構造物のrn合理的な塩害劣化システムを構築する事を目的とし，rn2016 年7 月から火力発電所構内へ輸送される飛来塩分量rnの測定を実施している。著者らのこれまでの研究¹⁾では,rn火力発電所構内の風況は最寄りの気象観測所のデータをrn使用していた。しかし，本稿では同題目の文献1)の継続rn研究として，構内に設置された気象観測システムのデーrnタを用いて飛来塩分の輸送状況の再検討を行うとともにrn暴露期間1 年間の結果についても検討を行った。なお，rn本報(その4)は計6 箇所の火力発電所構内の風況の再検討，rn次報(その5)で上記の6 箇所の中からD，E，F の火力発rn電所の暴露期間1 年間の飛来塩分の測定結果を新たに報rn告する。なお，研究のまとめと参考文献は次報に示す。