味の素(株)スーパーグリーンロジスティクス構想: 究極の環境配慮型物流と輸送力強化の同時実現を目指して

摘要

国内輸送の物流環境への対応だけでなくTPPをはじめ、今後更なる国際化が加速されることが予測される中、海上輸送の活性化はこれからの物流において非常に重要であると考えている。実際当社もそうであったように、せっかくの物流品質の高さや知見(欠航率の低さ)等が、広く荷主に伝わっていないように感じることがあるため、今後は、より一層、官公庁や食品業界内、物流事業会社ともコミュニケーションを更に深めることで、内航海運のみならず、当社の出来る範囲で物流業界の活性化に努めていきたい。当社は、味の素グループが創業以来展開してきた事業を通じて社会的課題解決への貢献し、社会•地域と共有する価値を創造することで経済価値を生み、成長につなげるという「ASV(Ajinomoto Shared Value)」を推進している。スーパーグリーンロジスティクス構想は、まだまだ緒についたばかりで、やれていないことがたくさんあるが、ひとつのあるべき方向性を示しており、これらを進めていくことで、より効率的で安定した物流力の確保による持続可能な物流体制の構築と業界全体の物流ィンフラの社会的•経済的合理性を追求していきたい。