石淵ダムから胆沢ダムヘ，大きく生まれ変わる: 既設石淵ダムの再開発により，治水・利水効果を飛躍的に増進

摘要

胆沢（いさわ）ダムは，北上川の中流部に合流する右支川胆沢川（岩手県奥州市）に建設中の多目的ダムで，堤高132m，堤体積1,350万m~3の我が国最大級の中央コア型ロックフィルダムであり，①洪水調節，②河川環境保全のための流量の確保，③かんがい用水の補給，④水道用水の供給，⑤発電を目的としている。現在は，基礎掘削等を完了し，平成17年10月から堤体盛立を開始したところであり，平成25年度完成を目指し，まさに最盛期に入りつつある段階となっている。