ミャンマー連邦共和国シャン州およびラカイン州の木造住宅生産ミャンマーにおける建設現場人材教育に関する研究 その5

摘要

ミャンマーでは、環境保全・林業大臣のもとに木材公社（ＭＴＥ）が置かれ、木材の伐採、加工、輸出を含む販売まで行っている。森林・林業行政の基本は、イギリス植民地時代につくられ森林調査方法、象の使い方、樹種の現地名と学名等の調査方法は今も使用されている。木材は大変貴重な資材であり、国の統制下にあるため、大変高価で流通も自由ではない。許可を得ない木材はヤンゴン市内への持ち込みも禁止されている。多くの木材が国境領域から流出している。バガン地区においても同様で、木材流通は厳しく統制され、したがって古材の流通が盛hで、木造住宅を解体後、必ず再利用している。