室内空気汚染濃度低減材のVOCs濃度低減性能試験に関する研究(その1): 小形Test Chamber法における活性炭•吸着建材のToluene 濃度低減性能試験

摘要

1.序シックハウス問題の対策として、パッシブ吸着建材によるFormaldehyde濃度低減性能測定法の開発及び濃度低減性能試験に関する研究が行われている。最近では、パッシブ吸着建材の室内空気汚染濃度低減性能に関する認定制度及び小形Test Chamber法によるパッシブ吸着建材の濃度低減性能試験法のJIS化も検討されている。しかしながら、吸着建材•吸着材を用いたTolueneなどのVOCs濃度低減性能試験に関する研究の事例はあまり多くない。そこで、本研究では、物質伝達率制御型小形TestChamberと20L小形Test Chamber ADPACを用いて、一般的な吸着材である活性炭及び活性炭配合せっこうボードのToluene濃度低減性能を検討する。